今回は、「ねずみの初恋」56話「Nezumi’s」を読んだ感想考察をまとめました。
56話以前の内容について振り返りたい方は、こちらの「ねずみの初恋」最新ネタバレ考察【完結まで全巻全話あらすじ感想更新】をどうぞご覧ください。
「ねずみの初恋」ネタバレ56話の感想考察【Nezumi’s】
滴る赤い液体。
手に掴んだ包丁。
そして涙を流し、自分の名前を呼ぶ豚磨。
なんでここに居るんだろうと、呆気にとられてしまうねずみ。
これは夢なのか、それとも現実なのか?
全ては静かに壊れていく・・・
56話「Nezumi’s」振り返り
・・・やっぱりこうなったか・・・
ついに始まってしまった落としと、今回は凄まじい事になってしまっていますよ!
そんな今回の始まりは、中縹の解説から始まっていきました。
彼いわくねずみの記憶は鯆によって調整されているみたいですね。
中縹によれば、ねずみの記憶は7歳の頃から始まっているとのこと。
それ以来の記憶は無いという事でしょうか?
だったらねずみの親の記憶はと、気になりますがそこの部分はまた別の機会で語られるかもしれません。
で、豚磨に襲われた事で、ねずみの記憶は操作されたとの事ですが、それは何でかというと、その時の恐怖がねずみの感情と意識の起源みたいです。
つまりねずみは幼い頃の7歳までは自我がなく、豚磨に襲われたことで自我に目覚めたという事でしょうか?
なんかねずみの過去は凄まじい過去がありそうですね。
で、鯆は、ねずみの持つ記憶を調整して、感情と記憶を刷り込みながら支配しているようです。
つまり!
ねずみは豚磨に襲われた恐怖で、その意識と感情を調整されており、殺し屋としてのスイッチとして調整されていたと言う事でしょうか?
普通なら壊れてしまう筈の精神が壊れずに平常心を保っていたとするなら、その時の恐怖を忘れさせ、殺し屋として調整していたという事ですね。
でも普段はその恐怖は忘れてはいても、トラウマとなる性行為をしてしまえば、それは無意識で恐怖として蘇ってしまうと、ねずみにとっての殺人のスイッチになってしまうと言う事でしょう。
間違っていたらごめんなさい。
でも、ねずみにとって性行為は襲われたときと同じ恐怖だったという事には変わりはなく、同じ状況が繰り返されてしまえば、フラッシュバッグが起きてしまからと、ねずみが碧との性行為に意欲的なのも、それを上書きするためだと結論付ける中縹の言葉。
ねずみは辛い過去を忘れたい為に、碧との性行為で過去を上書きしようとしていた、
しかしこの行為が、最悪の結果を招いてしまいます。
なんとねずみは、碧の首に包丁を突き立てていたのです!
碧がかすれた声で、ねずみの事を呼びますが、ねずみには豚磨の顔しか見えていませんでした。
性行為するときに蘇ってしまう豚磨の顔と、ねずみは碧を豚磨と見間違えてしまい、包丁を突き刺してしまったみたいですね。
でもねずみは何が起きたのか解らず、茫然としているだけです。
何も考えていないのではなく、目の前で何が起こっているのか、まるで解っていない様子と、ねずみはただ茫然としていました。
碧に突き立てた包丁を引き抜き、隣で碧が倒れ、自分を呼んでいても、それが碧と気づかず、豚磨の顔だけしか見えていません。
しかもねずみは瀕死の碧に向って包丁をお腹に刺してしまうなど、追撃でトドメを刺していきます。
布団が血で滲んでいるのを見れば、相当深く突き刺さっていると考えるべきでしょう。
自分の愛する人を傷つけてしまったにもかかわらず、ただ自分が何をしたのかと、茫然としているねずみは、布団をかぶり天井を見つめるなど、自分が今、何をしているのかまるで気づいていない様子です。
完全に混乱している様子のねずみ。
何時チェックアウトするのかと、碧の名前を呟くと、ねずみと言うテングが現われてしまいます。
これにはテングも驚いている様子。
多分、テングはこんな事になってしまうと、予想していたんでしょうね・・・
テングがいる事にねずみは驚き混乱するも、なんでここに居るのかと、自分が夢を見ていると、感じている様子です。
夢でよかったと、安堵するねずみですが、碧を刺した事は現実なのだと、完全に逃避していました。
56話「Nezumi’s」考察
今回は最悪の結果になった落としとなりましたね。
ねずみがまさか碧を刺してしまうとはと、こんな事を想像してはいませんでした。
たぶん、テングが殴り込んでくるのではと考えていたのですが、まさか碧が刺されてしまうとは!
首と腹部を刺されている事から、もう致命傷になってしまっていますよね?
これって大丈夫なんでしょうか?
次回辺りで生きているか、それとも死んでいるのかと、そこの部分で今後の展開が分かれてしまいそうです。
今後の展開としては碧を殺してしまったことを忘れようとするも、碧の存在がチラホラと出てきてしまい、その結果でねずみが壊れて暴走する可能性や、また生きている碧ですが、ねずみの事を忘れてしまうのではと、そんな急展開もあり得そうです。
ねずみも碧の事を忘れ去られてしまうと、記憶を消される可能性もあり得ますので、今後ともの展開が不安ですね。
56話「Nezumi’s」感想
最悪の初体験となってしまった碧。
ご愁傷様としか言い様がありません。
まさか刺されてしまうと、初めてのセックスで恐怖体験を受け付けられてしまった碧と、今後の彼女とのセックスでインポにならないか心配になってしまいます。
でもとりあえずは生きている可能性がありえるので、まだ良しとすべきでしょうか?
しかし本当に生きているんだろうか?
次回辺りにならないと解らないですが、ねずみが壊れてしまう事にならなければいいのですが・・・
次回、最新の「ねずみの初恋」は、こちらの「ねずみの初恋」最新ネタバレ考察【完結まで全巻全話あらすじ感想更新】をどうぞご覧ください。

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